HOME>三徳会について
人間味あふれる医者として描かれたあの「赤ひげ」先生のモデルは私の父、内野正幸です。父は、昭和初期から社会奉仕の心と人道的理念をもって、地域医療に情熱を注いでいたのです。
※赤ひげ:山本周五郎作の小説。人道的医師の小石川養生所での活躍を描く。
後に黒沢明監督・三船敏郎主演により映画化され、広くその名を知られることに。
その理念を継いだ私は、早くから高齢化社会における高齢者医療・看護・介護・福祉の理想のあり方を考えてきました。とかく精神論に流れがちな福祉・介護に対し、福祉は“サイエンスである” と提唱しつづけてきました。加齢による身体や精神の変化を科学的に理解することが高齢者介護の要であると指摘したのです。そして“高齢者福祉・介護の理想型を…”と願って三徳会を設立、以来この道をひたすら歩きつづけています。
三徳会の三徳とは、正義(正しいことの実行)、友愛(和・協調の精神)、奉仕(損得を超えた奉仕の実践)をいいます。誰もが満足できる高齢者福祉の実現をめざすためには、科学的裏づけをもつ具体論をきっちりと推し進めていくことが求められています。
三徳会は、この品川の地に設立してから、令和4年に40周年を迎えました。
これからますます高齢化社会が進んでいく中で、都市部にある施設という利点を生かし、より利用者様の立場に立った福祉活動を推進してまいります。